グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



HOME >  空き家の庭や雑草の管理について

空き家の庭や雑草の管理について


空き家の管理には様々な手間と時間が必要ですが、遠距離に住んでいるなどの場合は毎日欠かさず庭の手入れや雑草の草抜きをすることはできません。
ですが、庭の手入れや雑草を放置していると隣地に越境するなどして周辺住民に迷惑をかけてトラブルに発展する可能性もあるので適切な時期に除草・伐採するなどの管理が必須です。

そもそも空き家の庭や雑草の管理はどこまでやるべきなのか?どこに頼んだら良いのか?管理にかかる費用はどのくらいなのか?などを詳しく解説します。
 
よくある4つのトラブル

隣近所への越境

庭から樹木が伸び茂ったり、雑草が生い茂って隣地にまで伸びて越境すれば、当然近隣住民から苦情が来ます。それもそのはず、隣地の住民は自らが暮らしている家を丁寧に管理しているのに、隣から樹木や雑草が生い茂ってきたら何の意味もありません。

枝や草を所有地以外に伸ばさない

まず、空き家の敷地外に樹木の枝や雑草を伸びきったままにしないことです。
樹木であれば、剪定を適宜すればいいし、雑草であれば抜けばいいし、生えないように防草シートや除草剤をまいて予防すればいいのです。

枯葉などのゴミ飛散

庭の樹木ですが、その枝が隣地に伸びてしまわないから大丈夫とは言い切れません。
枝が伸びていない状態であっても、枯葉の落ちやすい樹木があれば枯葉が風に吹かれて隣地に飛散して掃除の手間をかけてしまうこともあり得ます。
風が吹くたびに枯葉が落ちてくるばかりだと隣地の住民もやってられませんから「掃除の手間ばかりかかって困るから樹木を切ってくれ」と苦情を申し立ててくる場合は実際に多いのです。

台風や強風時の倒木

樹木も健康な状態であれば、その枝や枯葉が隣地の住民に迷惑をかけてしまう場合もありますが、枯れ木と言えども注意が必要です。
台風や強風時にはどんなに太い樹木でも強風にあおられて倒木が発生する事があります。枯れている樹木であればさらに耐久性は落ちていますから、台風や強風が予測される前に対処が必要です。
木の高さが大きければ大きいほど、倒れた場合に隣地に与える被害も大きいです。隣人の住宅や車庫、置かれている自動車を壊す可能性が高いのはもちろんですが、居合わせた住人にけがを負わせるようなことがあっては絶対にいけません。
また、住宅街内の道路や地域の主要道路をふさぐ形で倒木が起きると、隣人だけではなく多くの人々に迷惑を及ぼすことになるので絶対に避けなくてはなりません。

倒木を防ぐ

人間の背丈より大きい樹木や、倒れた方向によっては隣家などに損害を与える可能性のある樹木は、倒木を防ぐ必要があります。
まず、枯れている木があれば速やかに取り除くことが先決です。台風などの強風だけではなく、雷などのもたらす突風がいきなり襲ってきただけでも倒木が発生するリスクがあります。また、生きている木であっても背が高く風をまともに受ける大きな枝葉が生い茂っているときは風の影響を受けないように枝葉の剪定が必要です。
あわせて、生きている樹木が枯れてしまわないように根元や根っこの部分が日光や水分を適宜吸収しやすいように雑草などを取り払ってやることも忘れないでください。そこまでの手間をかけるのが面倒くさい場合は、生きている木であっても植え替えをしたり伐採、伐根してしまう方法もあるでしょう。

野生動物による害

樹木が生い茂り、雑草が生い茂るとそこは既に「庭」とは言えません。
セイタカアワダチソウなど背丈の長い雑草が生え茂ってしまえば、その足元付近にどんな動物が潜んでいようと周囲から見つかることはありません。つまり、庭の雑草を放置していると、そこに野生の動物が住み着いてしまう可能性が高くなるのです。イタチやヌートリアなど糞害をもたらす動物であったり、野良犬や野良猫は時に人間に危害を加えたりする場合もあるので、住み着いてもらっては困ります。

野生動物の接近を防ぐ

野良犬や野良猫などは生い茂った雑草の中に身を隠し、人間たちから襲われないように自己防衛する修正があります。ですから、雑草が生えていればすべて除草し、防草シートや除草剤をまいてそれ以上の雑草の繁殖を防いでやる必要があります。
あわせて、それぞれの動物に対応する「忌避剤」をまくのもおすすめの対策です。忌避剤は動物ごとに種類が分かれていて、いずれもその動物が嫌がるにおいを発生させて空き家に近寄らない環境を生み出すものです。